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アイリッシュ・ウルフハウンド
アイルランドの国犬として名高いアイリッシュ・ウルフハウンドは、系統的にはグレーハウンド系に属す全犬種中最大の体高を持つ犬である。
紀元400年頃のローマで知られていたと言う記録があるが、その後の経緯について信頼できるものはなく、中世以降にはヨーロッパを始めとする各国に流出し、1652年クロムウェルによってウルフハウンドの輸出が禁止された記録が残っている。

1800年代までアイルランドの農家では狼の襲撃から家畜を守るためにウルフハウンドの飼育が不可欠であった。
アイルランドには、この犬種にまつわる多くの忠犬物語が残っている。
その多くが自らを犠牲にして、狼から人(子供)を守ったと言うもので、当時、狼が人々の脅威であった事が伺える内容である。
又、初期のアイルランド文学に、さまざまな犬種名で登場する「大きな犬」の多くは当犬である。
「体は大きいが、スパニエルのように従順。」
「勇敢であるが、攻撃的ではない。」
「人間に近い知性をもつ犬。」
など、実猟犬用途を超えた存在として永く親しまれてきた犬種である。

アイルランドで「狼」が絶滅し、狩りでの需要がなくなってからは数が減少の一途を辿り危機的な時期もあったが、19世紀後半、A・グラハム氏を中心とする愛好家が絶滅寸前のウルフハウンドを捜し出し、他のハウンド種の血液も加えて育種に努め、復活させたのが現代のアイリッシュ・ウルフハウンドである。
この時点で同犬の犬種標準が制定されたが、現在ではこの標準よりも体高、体重がさらに大きくなっている。
この種の大型犬種では、基準のサイズより小さい事は欠点とされる。
粗く硬質の被毛が特徴の犬種であるが、初期のウルフハウンドはグレーハウンドに似た短毛種であったと言われている。
近縁の犬としてスコットランドのディアハウンドがあり、初期には影響を与え、復活の過程では影響を受けたと考えられる。

当犬種は勇猛であるが気質はきわめて穏やかで、家庭犬として望まれる要素を多く持っている。
しかしながら当犬種の飼育管理にあたっては超大型犬であるための相応の負担と覚悟が必要である。
視覚ハウンドとしての特性を維持する事のできる、充分な広さの土地での自由運動と、ストレスに陥る事のない良好な住環境が与えられなければならない。
最大サイズの犬種と言うことで、グレートデンと並んでファンも多いが、生後6ヵ月45kgに達する犬は、もの珍しさや思い付きで飼育が開始されてはならない。
アイルランド
ハウンド(AKC)
ハウンド(KC)  
第10グループ(JKC)
♂81.3cm以上
♀76.2cm以上
♂54.4kg
♀47.6kg