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ウィペット
ウィペットは約100年前にイギリスで作出された比較的新しい犬種である。
小型のグレー・ハウンドマンチェスター・テリアベドリントン・テリアなどのテリア種を交配して、ドッグレースに欠くことのできない闘争心と勇敢な性格の犬を完成したと言う説が有力である。
ウィペットの名は走る姿があたかも馬を「鞭で飛ばす」(whipped up)に似ていることに由来している。
このサイズの犬種の中で最高のスピードをもつ。
短距離ならグレー・ハウンドにも負けない。
イギリスはドッグレースの盛んな国であるが、もともとは牛や熊との闘犬や、囲いの中でいかに多くの兎を殺すかと言うような、動物愛護思想の発信国としては不名誉な娯楽的なものであった。
ウィペットは別名スナップドッグ(咬みつき犬)と呼ばれたように、咬み殺した兎の数を競うゲームに使われていた。
その後、ウィペットを使ってグレー・ハウンドのレースのような競走が行われるようになった。
グレー・ハウンドのレースは楕円形のコースが一般的であるが、ウィペットはカーブが苦手とされるため直線のコースで行われる。
レース用のウィペットは子犬の頃からタオルをめがけて走るようトレーニングされており、200ヤード(約183m)先のゴールを越えたところで振られるタオルに突進する。
ゴールの先に目指すタオルがあることを示すために、大声をあげタオルを振りながら人がゴールまで走って見せたりする様子は、紳士のスポーツとは言いがたいものであった。
ウィペットのレースはグレー・ハウンドに比べ短距離で競われるため、狭い会場で開催することができた。
ウィペットのレースは「貧者の競馬」と呼ばれ、主としてランカシャーやヨークシャー地方の鉱山労働者のギャンブルとして人気を博したのである。
ウィペットの体重には幅があるので、レースに先立ちハンディが決められる。
体重では重い方が有利とされ、性別ではメスの方が有利とされた。
ウィペットはやはり、競走犬としてアメリカに渡り、アメリカでもウィペットのレースが盛んとなった。
コース中に障害物を置くなど数々のレースが考案され、電動のスタートボックスなども開発された。
ウィペットは元来、兎狩りの性能を追求する目的で作出されたサイト・ハウンドである。
テリア犬種が得意とした小獣の猟性能に、追跡の速さを期待してハウンドの血が加えられた。
ひたすら速く長く走ることに特化した無駄のない体形を完成させたことが、ウィペットをレースドッグとして注目させることになった。
ショードッグ、家庭犬としてのウィペットはレースドッグとは別の系統に基づいて計画繁殖され、レース系統より小型である。
家庭犬としてのウィペットに求められるものも、筋肉の発達やバランス、彫刻的外貌など「走る」ことから来るイメージに集約されている。
ウィペットは外貌イメージとは裏腹に、家庭内では情深く静かな犬で、扱いやすく愛玩小型犬として欧米での人気が高い。
イギリス
ハウンド(AKC)
ハウンド(KC)  
第10グループ(JKC)
♂48.3〜55.9cm
♀45.7〜53.3cm
♂9.5kg
♀9.1kg