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ブラッド・ハウンド
ブラッド・ハウンドはギリシャ、ローマ時代を起源とする古代犬種で、ハウンド種の中でもとりわけ嗅覚力の優れたセント(嗅覚)ハウンドの代表的な犬種である。
ビーグル、フォックス・ハウンド、ハリアなど多くのハウンド犬種の祖先犬と位置づけられる。

中世のヨーロッパでは聖職者も狩猟に熱心で、修道院は犬種の育成に大きな役割を果たして来た。
8世紀の初頭、ベルギーの修道院でブラッド・ハウンドの前身と言われる嗅覚の優れた狩猟犬が飼育されており、飼育していた修道士の名前によってセント ・ヒューバードと呼ばれていた。
当時の修道院では犬舎は主要な施設となっており、有益な犬種は修道院内で飼育される事が多かった。
数世紀に渡りブラッド・ハウンドは聖職者や貴族によって保護され改良されて来た。

ヨーロッパで犬種の数が増大したのは13世紀から15世紀頃で、この時期は貴族社会が確立した時期とも一致する。
貴族は狩猟ゲームを冨と地位の象徴として重視し、狩りに必要で有能な犬種の飼育に熱心であった。
やがて狩猟は「猟犬の能力」を競うゲームに変化して行く。
嗅覚ハウンドの元祖犬と言われるブラッド・ハウンドの登場は追跡犬の性能を格段に向上させる画期的な出来事であった。
ブラッド・ハウンドは手負いの動物の「血」の匂いを追跡するハウンドとして突出した能力をもっていた。
数十キロメートルもの距離を、ひたすら嗅覚をたよりに追跡する職人的な犬種である。
この犬種をブラッド・ハウンドと命名したのは、その追跡能力を高く評価し改良を加えた中世のイギリスである。
犬種名のブラッド・ハウンドは「血の匂いを追跡する犬」と「純血の犬」の2つの由来をもつ。

海を渡ったブラッド・ハウンドは古くはアメリカ南部の農場で、逃げた奴隷を追うために役立った。
近年のアメリカでは警察犬として極めて優秀な成績をあげている。
ニック・カーターと言うブラッド・ハウンドは600人以上の犯人を捕らえた。
失踪後4日以上経った迷子を追跡して発見した記録もある。
一時期の裁判では、法的な証拠として採用されるにはブラッド・ハウンドが追跡した結果でなくてはならなかったと言うから、この犬種の嗅覚に対する信頼性はかなりのものである。
ブラッド・ハウンド数頭を紐でつないで捜索に用いると嗅覚力は更に増大すると言われている。
ブラッド・ハウンドはめったに吠える事がなく、いかなる場合でも争いに参加 せず、追いつめた人を攻撃する事もない。
物足りないくらい穏やかな性格で、悲しげな風貌を見せる犬種である。
 
イギリス
ハウンド(AKC)
ハウンド(KC)
第6グループ(JKC)
♂63.5〜68.6cm
♀58.4〜63.5cm
♂49.9kg
♀45.4kg