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セントバーナード
セント・バーナードの由来については確たるものは少なく、祖先はチベットのマスティフで、ローマ遠征軍によって古い時代にスイスに移入された犬の子孫と考えられている。
アルプスの谷間の犬(タールフンド)、農場の犬(バーウンフンド)として独特の発展をし遂げた犬種である。
スイスには大型の犬が多いが、セント・バーナードは100kg以上のものも少なくない。
後にスイスとイタリア国境のサン・ベルナール僧院(アルプス山中2,467メートル)で多数飼育されるようになった。
この僧院はアルプスを越える旅人の救護所の役割を果していたが、それまで農作業や荷車の牽引に使われていたセント・バーナードが雪中での遭難者の救助に使われるようになって行く。
17世紀以降、悪天候の雪道で遭難した旅人2,500名を類いまれなる嗅覚によって救助したとされる。
1884年にゆかりの僧院名を犬種名とした。

セント・バーナードを世界に知らしめたのは英国の画家ランドシーアで、アルプス山中で遭難した旅人を2頭のセント・バーナードが救出する場面を描いている。
1頭が旅人の手首を舐め、他の1頭は僧院に知らせるために吠えている。
セント・バーナードの首には、ラム酒が入っているとされる樽が結び付けられている。
1815年に狼と間違えられて遭難者に射殺されたと言われる「バリー」は、生涯に40名の遭難者を救出したと言い伝えられている。
バリーは剥製にされて、現在もベルンの博物館に収められている。

隔離された山中での1犬種の長期の飼育では、近親交配の欠点が全ての犬に現れるようになる。
僧院では他犬種との交配によってこの事態を回避しようと、交配の相手にニューファウンドランドを選んだ。
この交配でセント・バーナードの多くの特質は失われなかったが、長毛タイプのものが現れた。
当初、長毛タイプは雪中での作業に有利と考えられたが結果は逆で、凍り付いた雪が被毛にまとわりつく状態となり、長毛タイプは山を降り、僧院には短毛種だけが残された。

セント・バーナードは体は巨大であるが、気質はきわめて温和で家庭犬としても人気がある。
言うまでもなく、充分な広さの飼育環境が必要で、高温多湿で騒音の多い地域での飼育には適さない。
セント・バーナードにはニューファウンドランドの影響を受けた長毛タイプと、原形に近くやや攻撃的と言われる短毛タイプがある。

セント・バーナードにとっては不名誉な説ではあるが、「アルプス山中の救助犬」は作り話であり、僧院は牽引力の強いセント・バーナードを作業犬として売るために飼育していたとする研究者もいる。
この僧院は16世紀の終わりに火災にあった事があり、いずれの説をも証明するに足る文書が残っていない。
バリーは老齢に達し山を降り、ベルンで息を引き取ったとする説も信憑性が高い。
2004年この僧院は僧侶の高齢化によりセント・バーナードの飼育を断念した。
セント・バーナードは巨大な体を多くの伝説が包み込んだ犬種である。
スイス
ワーキング (AKC)
ワーキング(KC)
第2グループ(JKC)
♂65cm以上
♀65cm以上
55〜95kg
♀55〜95kg