アラスカン・マラミュート
クーバース
グレーター・スイス・マウンテンドッグ
グレート・デン
グレート・ピレニーズ
コモンドール
サモエド
シベリアンハスキー
ジャイアンド・シュナウザー
ジャーマン・ピンシャー
スタンダード・シュナウザー
セントバーナード
チベタン・マスティフ
ドーベルマン・ピンシャー
ニューファンドランド
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
ブラック・ロシアン・テリア
ブル・マスティフ
ボクサー
ポーチュギーズ・ウォータドッグ
マスチフ
ロットワイラー
レオンベルガー
 
ペットのイエローページ
トリミング通信学科
犬の専門用語事典
占い
ドッグ検定
グレート・ピレニーズ
グレート・ピレニーズは原産国やイギリスでは、ピレニアン・マウンテン・ドッグと呼ばれる。
ピレネー山岳地域で古くから使役犬として飼育されていた大型犬である。
グレート・ピレニーズは牧羊犬としてきわめて高い能力を発揮し、古くから羊の番に最適の犬種と言われている。
1000頭もの羊を山麓の村から、草の豊富な山間の放牧地に移動させる作業を数頭のピレニーズでこなす事ができた。
この地域は冬期には食物に飢えた狼が羊を狙い、熊も出没する環境下で果敢に家畜を守った。
狼の襲撃から身(首)を守るため、スパイクを埋め込んだ鉄製の首輪も考案されている。
山岳地域でのグレート・ピレニーズ1頭は人間2人に匹敵する価値があるとさえ言われていた。

この犬の歴史は古く、祖先と考えられるアジアのマスティフが、航海又は遊牧民の移動によってスペインに渡ったと考えられる。
ヨーロッパには大型の白い犬が全土に普及しており、グレート・ピレニーズはイタリアのマレンマ、ハンガリーのクーパースの影響があると考えられる。
グレート・ピレニーズはフランスとスペイン国境のピレネー山岳地域で、牧羊犬(使役犬)としての性能を重視して淘汰されてきた。
限られた地域で独自の発達を遂げた事が高度に純血を保ち、大型犬種の中でもきわめて巨大になった理由と考えられる。

初期のグレート・ピレニーズが移住者とともにカナダに渡り、同じくイギリスの移住者が連れて来たのリトリーバ種と交配されニューファンドランドランドシーアを産んだ。
15世紀頃には、フランスの城館でグレート・ピレニーズが警備犬として使用されていた記録があり、大きな城館では多数のグレート・ピレニーズを飼育するのが普通であった。
グレート・ピレニーズはルイ14世の時代に宮廷に入り、フランス社交界で一躍有名になり、白く優雅な風貌とゆったりとした動作が貴族間でもてはやされた事があるが、本格的に世界に紹介されたのは20世紀の始めイギリスを経由しての事である。

ピレネーの山岳地域で野生の害獣が減少するにつれ、グレート・ピレニーズの数も減少した。
さらに海外での人気が高まり、原産国からの流出が盛んとなって、絶滅を寸前にした事もある。
グレート・ピレニーズは家庭犬、観賞犬としての人気が高まり、ペットとしての扱い易さや容姿が重視され、純白の被毛色が好まれる時期が続いたため小型化し、この犬本来の資質が失われたと指摘された。
近年は牧羊犬としての気質を残す茶やグレーの斑のある、より巨大な犬に回帰する傾向が見られる。
グレート・ピレニーズは耳の形と毛の色を除いて、熊に近付く事が理想とされる犬で、「ピレネーの生きた雪のかたまり」と形容される犬である。
グレート・ピレニーズは一時期ピレニアン・マスティフと呼ばれていた時期があるが、近年は別の犬種として扱われている。
ピレネー山系の使役犬として原形を保ち続けているのはむしろ、ピレニアン・マスティフである。
現在もこの山系で活躍する「ピレニアン」はピレニアン・マスティフが多いようだ。

グレート・ピレニーズはイギリス、フランス、北米で人気が定着しており、日本には主としてアメリカ系の犬が輸入され、ブームを巻き起こした事がある。
飼育にあたってはこのサイズの犬種では当然とも言えるが、充分なオープンスペースと適切な服従訓練が必須である。
飼育環境に恵まれない放任した飼育ではやや攻撃的な性格となる。
テリトリーの防衛意識が強く、一般に頑固である。
被毛が厚く寒冷の山岳気候に適応してきた体質は、温暖で湿度の高い地方での飼育に向くとは言い難い。
グレート・ピレニーズには後肢に各2本の狼爪がなければならない。
フランス&スペイン
ワーキング(AKC) 
パストラル(KC)
第2グループ(JKC)
♂64〜81cm
♀64〜81cm
41〜57kg
♀41〜57kg