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鞭虫症(べんちゅうしょう)

鞭虫は先端が細長く、後端が太い4〜8cmくらいの鞭の形に似た寄生虫である。 鞭虫は多くの犬の盲腸に寄生が見られ、消化管寄生虫の中で最も寄生率が高い。
鞭虫は毛のように細い虫体の先端を盲腸の粘膜に深くもぐらせ毛管現象によって吸血し犬を衰弱させる。

感染経路:
感染源は鞭虫卵で、犬の糞便と共に排出された鞭虫卵の成熟卵を犬が経口摂取して感染する。

症状:
犬が健康で軽度の寄生の場合は明確な症状はないが、やがて鞭虫の吸血に起因する栄養不良が見られ、貧血症状も現れる。
寄生が多い場合には腸炎様の慢性的な下痢が見られ、粘膜便、血便となるに従って重篤となる。
他の消化管寄生虫との混合感染がある場合には症状はより重くなる。
経口感染経路

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